Warmth you



何気ない毎日
何気ない日常

そんな当たり前のように過ぎる毎日の中
唯一の楽しみは、大好きな貴方に会う事だけ。
とは言っても、身近にいる人なんかじゃない。

ちっちゃい16インチのTVに映る、眩しい光を放った君。
彼は最近人気になってきたKAT-TUNとゆうグループにいる。

名前は赤西仁。
ファンになったのは、今年の冬に放送されたドラマ。
『ごくせん・リターンズ』を見てから。

それまで、恥ずかしながら彼等を知らなかった。
今までジャニーズなんて、興味も沸かなかったのに
今じゃ、彼等が載る雑誌は総買いで
出るテレビ番組は、全て録画したりしてる。

部屋の中はポスターが貼られてて
ドコを見ても彼等と目が合う状態。

ライブのDVDを買って、それを見るのが今の楽しみ。

仁君のソロを何回も聞いたり、ダンスを真似たり
彼等が好きな子と、その話で盛り上がる。

それだけで十分楽しいんだけどね。
思うんだよ、在りもしない夢を想像したり
彼が自分の彼氏だったらなぁ・・って。

でもさ、あたしは一般人。
彼は芸能人。

無理じゃん、可能性なんてないよ。

時々虚しくなる、どんなに大好きで
四六時中彼の事を想ってても
その想いが通じる時は、絶対ないんだって。

けどね、そう思ってて分かってても
あたしは彼が大好きで、テレビに出てる時とか
勝手に目が仁君を探してて・・
本当に大好きなんだなぁって思い知らされる。

テレビの画面越しに、目が合ったりするだけで照れる。
カメラさんにピースとかしてても、照れてしまう。
勘違いでもいい、その瞬間だけは彼と目が合ってるって思いたい。

雑誌のページを見てて、紙面の彼に触れてみても
伝わってくるのは、ザラついた紙面の感触。

温かくない、柔らかくもない。
彼に触れたい、会いたい。
彼の特別になりたい。

でも無理なんだ、どんなに想っても無理。

気づかされるのが怖かった
どんなに手を伸ばして 触れそうな距離でも
決して 手の届かない人。
どんなに焦がれても 手に入らない貴方

それでも、あたしは貴方が大好きです。

時々 切なくて泣きそうになる。
初めて貴方の姿を映像で見て、歌声を聴いて・・・
それだけで涙が出たあの日。

再追加公演で会えた日には、きっとあたしは泣いてしまうだろう。

恋人にはなれなくても、同じ場所にいて同じ空気を吸って
同じ思いを体感してる、そう思うだけで幸せになれるから。

夢くらい見てもいいよね?
現実に無理なら、せめて夢の中で貴方の傍にいられる
フツーの恋人にさせて下さい。